くまに追いつくblog

ぐいっと一日、2話ブログ

【書籍】「スープで、いきます。」㈱スマイルズ 代表取締役会長 遠山正道

仕事に対する情熱を持つ人が採用されて、ビジネスを育てる。

著者は、拡大するSoup Stockにおいて経営陣の充実を図るとき、

経営全般をみる常務と人事・商品担当のGMを雇った。

彼らを総じて評するのであれば、

「仕事に対する厳しいコミットメントと、人に対する熱い想いと責任感を持ちながら

同時に少年のようにピュアな人間である」と著者は述べている。

 

自信のある分野において実力を発揮し、自信が人生の時間を使って行う熱意を持つ。

そういう人生を送りたい。

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くまに追いつく。

 

スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る

スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る

 

 

自分の長所と短所を人に聞いてみた結果

とりあえず雑文でまとめ。失礼。

 

「色々あるのですが」、との前置きのあと3つ。

①「我慢をすること」

 色々と調整業務を行なって規程を作っていく。そういう面で法務は向いているのでは。また(一緒に担当した契約でも)勘違いしていたのにもかかわらず最後までまず話を聞いてくれて、穏やかに問題点を指摘してアドバイスしてくれる。Tさんは、だいたい正しいことを言っている。

②「分析力」

 分析力があると思う。

③「プライベートとの切り替え」

 いかに仕事に熱中していてもすぐギャグに反応してくれる。そんな切り替えがすごく早い。

 

また前提として、Tさんの能力は会社で必要とされるよりも高い。

それが一致するまで会社にいるのかどうか、いるべきかどうか。

 

もうひとつはお金の話。どれだけのお金がほしいのか。

生活レベル、すむところ、子供など。

 

話すこと、にフローを感じるのであれば、

訴訟はどうか。ストーリー作り、訴状のフォーミュラをいくつか覚えれば、

小説のような表現が目立つし、そこに活きるのではないか。

 

長所は②の分析力は意外だった。他にも法的なまたは頭の良さのような、

強みがほしいのが正直なところ。短所を別の人にもっと聞いてみよう。

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くまに今追いつく。今。

 

一目ぼれした人と結婚するのが夢な件

一目ぼれはなぜ起こる。

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科学的な話は知らないし調べる気もないけど、

やはり本能じゃないかと。0.1秒で一目ぼれする。そんな人間の機能が

バグなはずがない。そういう本能で感じる部分を大切に生きたい。

結婚する相手もそうであってほしい。

 

外見しか見ていないはずだけど、外見のなかに見えるその人の心の部分で

取り繕えないものがあって、それにセンサーがビビッと反応しているに違いない。

 

大人になっても一目ぼれしていたい。

異性に対しての一目ぼれもずっとしていたい。

結婚したら由々しき事態だけど、そんな姿勢で生きていたい。

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一目ぼれ、それは自分の変えられない価値観と描いている幸せの将来像に

ぴたりと合致するものに出会ったときに起こるもんだ。

 

もちろん異性以外のこと、

そう、仕事や趣味や友達や、

作業やスポーツや音楽や絵画や詩やスピーチや、

いろいろなことにほれ込んで夢中になれる人生を送りたいんだ。

 

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くまに追いつく。追いつく。

 (ティファニーブルーをふと「あ、綺麗だ」と思ったのはアメリカ サンフランシスコの小さなメガネ屋さんでした。何度も何度も見てしまいました。)

感情に訴えるスピーチ2つ発見したから共有させていただく件

止めどなく溢れる言葉、信念が体から、外にあふれ出しているように感じる

直前にインプットしたものなどでなく、その人が生きてきて伝えたかったこと、

長年自分のなかで考え続けていて伝わるかどうかはわからないけど、

みんな伝えておきたいこと、それが強い口調で語られている。

 

ひとつはチャップリン。

 


チャップリンの史上ベストスピーチ

 

そう言ってほしい、その言葉が出てくる。

もうひとつは麻生さん、日本が世界的な地位の相対的な後退をする中、

アニメでどのような価値観を外国に伝えられるか、「自信を持っていいんだ」

「日本人としてすばらしいことをしたんだ」と、みんなが言ってほしいと望むことを

止め処なく言ってくれる。

 


マスコミが絶対報道しない麻生外相の名演説!英国人が語る日本一美しい写真から分かる日本人の心

 

心は、言葉で変わる。と思う。

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くまに追いつく。

【書評】「ラッシュライフ」伊坂幸太郎

この物語とあの物語が綺麗に被さっていく。心地よい。

気持ちいいほど物語がつながっている。

これでこの小説を読むのは3回目。

3回目ともなると飛ばして普通は、

ドックイヤーしている気に入った文章だけを読むのだけれど、

この本では違った。

いくつもの連携している物語が気になってつい結局、

全部の物語を見てしまった。

どんな人にだって逆転と意地がある。フィクションです。

ひとつのキーワードは宝くじ。

もうひとつのキーワードは拳銃。

逆転と意地と、手にするのは誰か。

現実はこうはうまくいかないかもしれないけれど、

多くの人がこの小説を読んで、正しくも弱い立場の人が

救われるように信じれば、現実の世界もそうなるのではと

思う。著者も少しそれに期待して書いていると思う。

僕もそうなればいいなと思っている。

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人生、くまに追いつく。

 

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

 

 

新年は油断するとろくなことがないから注意しなさいの件

新年、気持ちを新たに、ほど胡散臭いものはないです。

気持ちを変えたって環境が変わらなければすぐ戻ってしまいますよ。

毎朝4時に起きるって決意して、目覚まし時計が8時セットのままだったら

起きれませんよ。強い決意と高いテンションだけで4時に起きれたら、、、

かっこいいですが。

 

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(イメージ:強い決意と高いテンションで朝4時に起きる)

 

でも年末新年と、友達に会って2つのいいことを聞きました。

一つ目は、「40歳、50歳になってどんな仕事してたいん?」

二つ目は、「夢はなに?」

別々の友達に聞かれました。割と真面目に。

 

一つ目を聞いた彼は、いま技術者でシュミレーションを担当している。

現在の仕事が40歳、50歳になったときに目指している仕事をやるうえで

実際の業務経験がないと他の人がついてこないようで。

彼がいまやっている仕事は将来の仕事とはかけ離れているように思えたけど、そうじゃなかった。

15年、20年後の自分がどうなってたいかしっかり考える機会を

与えてくれた。

 

二つ目を聞いた彼女は、「夢がある?ないなら目標がある?」と聞いてきた。

彼女の夢は大きな家に住んで旦那さんと子供と一緒に住むこと。

キャリアの夢じゃないんだ、とちょっと驚いたし、

自分の夢もそういうところに持っていくことが本当の幸せ

なのかもと考えさせられてしまった。

 

結果、両方の質問に答えれない今の自分、でもジョークでごまかすのも違うし

自分のなかで恥ずかしくも答えられない自分を庇うのは自分のためにならないと

わかっていた。しっかり答えられる自分でありたいと心から思った。

持っていないと、社会の大きな渦に飲まれやすくなってしまう、そんな気がした。

 

そんな友達からのいい質問をうけ、人生がいい流れにいきそうな予感がする中、

実家で愚駄愚駄と布団で幸せをかみ締める自分。心のなかののび太が叫んでいる。

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自分に負けるな自分、油断していると人生終わるぞ。

 

気持ちを新たにしつつ、これほどなく誘惑がある時間。

それが新年。

ゴールに向かってクラウチングスタートの体勢を取っているのそのよこで、

漫画やゲームや焼きたてのステーキや旬なスイーツが山盛りのなか

綺麗な女の子が手招きしている、そんな時間。

 

だからどうした。人生の充実感はどっちがでかいんだか言ってみろ。

抜け目なき現実主義者ならどう行動するか、メタな視点から自分を見て

ずれをなくして行動していこう。

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くまに追いつけ。

 

エバニュー(EVERNEW) 平行連結式スタブロST EGA017

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【書評】「デザインの骨格」 プロダクトデザイナー山中俊治

技術を漉くデザイン

過去の製品デザインを見て、私たちは技術の進歩を見る。

固定電話から、携帯電話、スマートフォンへと。

もっと歴史をさかのぼると手紙や切手、矢文などもそうかもしれない。

 

技術の進歩を見れるのは、技術者だけのおかげか。

「そうではない。成熟のタイミングを計るデザイナーが、時代を作る技術の

製品化を牽引している」と著者は静かに主張していると思う。

 

多くのデザイナーは、長くひとつの技術を育てる立場ではなく、むしろその成熟のタイミングを見極める立場にあります。常に進歩し続ける技術と人々の欲望の接点は一瞬。完成度の低い技術は見向きもされず、やっと役に立つようになった技術は、その瞬間から陳腐化し始めます。デザイナーはその一瞬を狙って、アイデアを定着させなければなりません。

 

「一瞬を狙って」デザインに落とし込まなければいけない。

デザインを固めるタイミングが、早すぎても遅すぎても、

それは技術者があるいは自分が乗せたかった、

そして世間が望んでいた製品にはならない。

 

ボールがはねる瞬間を捉えてライジングをたたくために、着地点に素早く回り込む。そんなダッシュ力が要求される職業なのかもしれません。私自信はダッシュ苦手なのですが

 

このダッシュ力が、本当に一瞬なのか半年や1年続くのかデザイナーでない僕には

わからないが、固めるタイミングを得て実行にしないと陳腐なものになってしまう。

 

デザイナーには日本酒の杜氏のように、円熟のタイミングを見極めるという

「発見する力」が求められているのでしょう。

 

早すぎず遅すぎずタイミングを制することは、

私の仕事にも通じる肝があり、いままでの仕事のうまくいかなかった理由を

そっと名文で教えてくれる本でした。

 

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熊に追いつく。

 

デザインの骨格

デザインの骨格