くまに追いつくblog

ぐいっと一日、2話ブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

【書評】色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 小説家 村上春樹

色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年。このタイトルが小説をこれほどになく要約している。「色彩を持たない」こと、多崎「つくる」という名前。そして、「巡礼の年」。多くのこと、多崎つくるが感じていること、感じたこと。青春時代の親友グループの完…

【書評】田中角栄の人を惹きつける話し方 明治大学教授 斎藤孝

「人生の意味を問うのでなく、人生そのものを愛すべきだ。」と小説 カラマーゾフの兄弟で放たれた名言を引き合いに筆者は出した。田中角栄のフェアで一心な、情に溢れた人柄と語り方を描写するためだ。田中角栄の、情に溢れたキャラクターを、普通の感覚で分…