くまに追いつくblog

ぐいっと一日、2話ブログ

一目ぼれした人と結婚するのが夢な件

一目ぼれはなぜ起こる。

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科学的な話は知らないし調べる気もないけど、

やはり本能じゃないかと。0.1秒で一目ぼれする。そんな人間の機能が

バグなはずがない。そういう本能で感じる部分を大切に生きたい。

結婚する相手もそうであってほしい。

 

外見しか見ていないはずだけど、外見のなかに見えるその人の心の部分で

取り繕えないものがあって、それにセンサーがビビッと反応しているに違いない。

 

大人になっても一目ぼれしていたい。

異性に対しての一目ぼれもずっとしていたい。

結婚したら由々しき事態だけど、そんな姿勢で生きていたい。

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一目ぼれ、それは自分の変えられない価値観と描いている幸せの将来像に

ぴたりと合致するものに出会ったときに起こるもんだ。

 

もちろん異性以外のこと、

そう、仕事や趣味や友達や、

作業やスポーツや音楽や絵画や詩やスピーチや、

いろいろなことにほれ込んで夢中になれる人生を送りたいんだ。

 

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くまに追いつく。追いつく。

 (ティファニーブルーをふと「あ、綺麗だ」と思ったのはアメリカ サンフランシスコの小さなメガネ屋さんでした。何度も何度も見てしまいました。)

感情に訴えるスピーチ2つ発見したから共有させていただく件

止めどなく溢れる言葉、信念が体から、外にあふれ出しているように感じる

直前にインプットしたものなどでなく、その人が生きてきて伝えたかったこと、

長年自分のなかで考え続けていて伝わるかどうかはわからないけど、

みんな伝えておきたいこと、それが強い口調で語られている。

 

ひとつはチャップリン。

 


チャップリンの史上ベストスピーチ

 

そう言ってほしい、その言葉が出てくる。

もうひとつは麻生さん、日本が世界的な地位の相対的な後退をする中、

アニメでどのような価値観を外国に伝えられるか、「自信を持っていいんだ」

「日本人としてすばらしいことをしたんだ」と、みんなが言ってほしいと望むことを

止め処なく言ってくれる。

 


マスコミが絶対報道しない麻生外相の名演説!英国人が語る日本一美しい写真から分かる日本人の心

 

心は、言葉で変わる。と思う。

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くまに追いつく。

【書評】「ラッシュライフ」伊坂幸太郎

この物語とあの物語が綺麗に被さっていく。心地よい。

気持ちいいほど物語がつながっている。

これでこの小説を読むのは3回目。

3回目ともなると飛ばして普通は、

ドックイヤーしている気に入った文章だけを読むのだけれど、

この本では違った。

いくつもの連携している物語が気になってつい結局、

全部の物語を見てしまった。

どんな人にだって逆転と意地がある。フィクションです。

ひとつのキーワードは宝くじ。

もうひとつのキーワードは拳銃。

逆転と意地と、手にするのは誰か。

現実はこうはうまくいかないかもしれないけれど、

多くの人がこの小説を読んで、正しくも弱い立場の人が

救われるように信じれば、現実の世界もそうなるのではと

思う。著者も少しそれに期待して書いていると思う。

僕もそうなればいいなと思っている。

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人生、くまに追いつく。

 

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

 

 

新年は油断するとろくなことがないから注意しなさいの件

新年、気持ちを新たに、ほど胡散臭いものはないです。

気持ちを変えたって環境が変わらなければすぐ戻ってしまいますよ。

毎朝4時に起きるって決意して、目覚まし時計が8時セットのままだったら

起きれませんよ。強い決意と高いテンションだけで4時に起きれたら、、、

かっこいいですが。

 

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(イメージ:強い決意と高いテンションで朝4時に起きる)

 

でも年末新年と、友達に会って2つのいいことを聞きました。

一つ目は、「40歳、50歳になってどんな仕事してたいん?」

二つ目は、「夢はなに?」

別々の友達に聞かれました。割と真面目に。

 

一つ目を聞いた彼は、いま技術者でシュミレーションを担当している。

現在の仕事が40歳、50歳になったときに目指している仕事をやるうえで

実際の業務経験がないと他の人がついてこないようで。

彼がいまやっている仕事は将来の仕事とはかけ離れているように思えたけど、そうじゃなかった。

15年、20年後の自分がどうなってたいかしっかり考える機会を

与えてくれた。

 

二つ目を聞いた彼女は、「夢がある?ないなら目標がある?」と聞いてきた。

彼女の夢は大きな家に住んで旦那さんと子供と一緒に住むこと。

キャリアの夢じゃないんだ、とちょっと驚いたし、

自分の夢もそういうところに持っていくことが本当の幸せ

なのかもと考えさせられてしまった。

 

結果、両方の質問に答えれない今の自分、でもジョークでごまかすのも違うし

自分のなかで恥ずかしくも答えられない自分を庇うのは自分のためにならないと

わかっていた。しっかり答えられる自分でありたいと心から思った。

持っていないと、社会の大きな渦に飲まれやすくなってしまう、そんな気がした。

 

そんな友達からのいい質問をうけ、人生がいい流れにいきそうな予感がする中、

実家で愚駄愚駄と布団で幸せをかみ締める自分。心のなかののび太が叫んでいる。

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自分に負けるな自分、油断していると人生終わるぞ。

 

気持ちを新たにしつつ、これほどなく誘惑がある時間。

それが新年。

ゴールに向かってクラウチングスタートの体勢を取っているのそのよこで、

漫画やゲームや焼きたてのステーキや旬なスイーツが山盛りのなか

綺麗な女の子が手招きしている、そんな時間。

 

だからどうした。人生の充実感はどっちがでかいんだか言ってみろ。

抜け目なき現実主義者ならどう行動するか、メタな視点から自分を見て

ずれをなくして行動していこう。

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くまに追いつけ。

 

エバニュー(EVERNEW) 平行連結式スタブロST EGA017

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【書評】「デザインの骨格」 プロダクトデザイナー山中俊治

技術を漉くデザイン

過去の製品デザインを見て、私たちは技術の進歩を見る。

固定電話から、携帯電話、スマートフォンへと。

もっと歴史をさかのぼると手紙や切手、矢文などもそうかもしれない。

 

技術の進歩を見れるのは、技術者だけのおかげか。

「そうではない。成熟のタイミングを計るデザイナーが、時代を作る技術の

製品化を牽引している」と著者は静かに主張していると思う。

 

多くのデザイナーは、長くひとつの技術を育てる立場ではなく、むしろその成熟のタイミングを見極める立場にあります。常に進歩し続ける技術と人々の欲望の接点は一瞬。完成度の低い技術は見向きもされず、やっと役に立つようになった技術は、その瞬間から陳腐化し始めます。デザイナーはその一瞬を狙って、アイデアを定着させなければなりません。

 

「一瞬を狙って」デザインに落とし込まなければいけない。

デザインを固めるタイミングが、早すぎても遅すぎても、

それは技術者があるいは自分が乗せたかった、

そして世間が望んでいた製品にはならない。

 

ボールがはねる瞬間を捉えてライジングをたたくために、着地点に素早く回り込む。そんなダッシュ力が要求される職業なのかもしれません。私自信はダッシュ苦手なのですが

 

このダッシュ力が、本当に一瞬なのか半年や1年続くのかデザイナーでない僕には

わからないが、固めるタイミングを得て実行にしないと陳腐なものになってしまう。

 

デザイナーには日本酒の杜氏のように、円熟のタイミングを見極めるという

「発見する力」が求められているのでしょう。

 

早すぎず遅すぎずタイミングを制することは、

私の仕事にも通じる肝があり、いままでの仕事のうまくいかなかった理由を

そっと名文で教えてくれる本でした。

 

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熊に追いつく。

 

デザインの骨格

デザインの骨格

 

 

彼女が僕にしてくれたこと、最後に言ってくれたことが心に強く残っている件

彼女は外国で働いていた。

いつか僕がその外国に来ることを夢見て、3000万円の家を買った。

ここ、日本みたいで好きだなと僕がいった、海の近くの静かなアパート。

 

僕はそれでも日本にいた。

 

「あなたは結局日本に居たいんでしょ。」

 

そう言われた。そうじゃないんだけど、そうなんだ。

なんとも歯切れの悪い答えを返して、彼女は続けた。

 

「あなたは、とてもポジティブな人だと思っていたが、そうじゃない。」

 

「Optimisticだけど、Positiveじゃない。小さな幸せ、他人から与えられる幸せだけ

を感謝して、自分で決断して幸せを勝ち取ることのしない臆病者だ。」

 

そう言われた。

 

「あなたをずっと横で見ていてわかったけど、

あなたは目の前に解決すべき問題があるとき、

時間がそれを解決すると思って少しずつ少しずつ

りんごの皮を剥くように、、、待って解決する、」

 

「というより、誰かによって解決されるのを待っている。

私は違う。悩むのでなく、自分で決断して動いて早く解決したい。

そういう人間なの、私は。恋愛小説じゃなく推理小説が好きなの私は。」

 

最後まで君は自分の言葉を強く持って人生に立ち向かっている。

誰も自分の国の先例がいない中で。でも彼女は抜け目なく現実を見ている。

僕は、僕は、安全と安定を重ねた日本にいる。夢を見ている。

 

願いを込めるとき、寺や神社に参拝に行くとき、

彼女への感謝を祈り、彼女のこれからの幸せを願っている。

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くまに追いつく。

 

 

 

そのとき、「機」を得てやることが、人生のなかで3つに入るぐらい重要な件

大学生のころ、「謙虚さ」「楽しむ」「プロ意識」の3つが大切と思って生きてきました。

26歳になって仕事をやってきて、上の3つのどれに成り代わるのかは正直決めかねているけど、「タイミング」が非常に重要であると感じている今日このごろです。

 

恋愛もしかり結婚もしかり、仕事の鮮度もしかり。

 

ひとつ、小さな事件がありました。

紅葉の季節、私の尊敬する外国人弁護士の同僚が退社するという話が決まってから、

自然と我が子を愛する彼は、葉っぱのカードを作って彼の娘にプレゼントすると

いいました。

 

退社する彼に少しでも思い出と感謝の気持ちをと思って、僕は、

会社の前にある桜の葉を、きれいなものを選んで、2枚とりました。

金曜日の夕方にです。

 

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実は、とるのを悩みました。どうせ渡すのは来週になるんだし、来

週月曜日にとればいいじゃない。そう思ったのです。

でも、なんとなく今やるのがいい気がしてました。

 

でもこれがよかった。月曜日には秋風に吹かれて葉が少なくなっていたし、

残っている葉もくすんだ色に変わっていたのです。

 

彼も笑って喜んでいました。愚直にそんなプレゼントをした私を見て、

ぎこちなく少し苦笑していたのかもしれませんが。

 

そんな小さな出来事ですが、なんとなく機を得てやらなければ

意味がない、機を逃すともう1年待たねばやらなくなってしまう。

そういう価値観が自分のなかで生まれました。

 

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熊に追いつくまでだ。今やれることはなんだ。

 

桜 桜の葉 塩漬け Mサイズ 50枚

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